頭の中はいつもVerdi Vol.6
2014年が素晴らしい年でありますように!!!
頭の中はいつもVerdi Vol.6
時の流れは止まらない・・・こうして、また、新しい年がめぐってきました。旧年中に良いことがあったとしても、嫌なことや悲しいことがあったとしても、すべて仕切り直して新たな年を迎えるのが日本人の良いところ。2014年が日本にとっても、みなさまにとっても豊かで創造的な一年となることを心よりお祈り申し上げます。
アグロスパシア株式会社は、初年度の決算を終え、11月20日に法人としては一年目の誕生日を迎えました。とはいえ、媒体としての『アグロスパシア』は3月のローンチでしたので、まだ一歳にもなっていません。すべてが猛烈なスピードで変化するウェブの世界で9ヶ月更新を続け、記事によっては記録的なPVを叩き出し、twitterやFacebookでも多くのみなさまからのご支持を得ることができましたことを、編集部スタッフ一同、感謝しております。
2014年は、日本の社会、そして世界が、今までよりさらに激動の一年を迎えることと思います。『アグロスパシア』では、そうしためまぐるしい変化に対応するため、やる気と外向きのエネルギー一杯の大学生インターン6名を迎え、より多様でニッチなテーマにも目を向け、他者に寛容な視点をもつグローバルな課題に積極的に取り組む「青山BB(Beyond Borders)ラボ」をスタートさせました。
「国境や国籍、専門分野を超えるネットワーク構築ができなければノーベル賞クラスの研究成果を出すことはできない」という真実を指摘して下さったのは、私たちも記事としてサマリーを掲載した、建築家のケン・コーンバーグさんでした。その時の”Research without Borders”という彼の言葉にインスピレーションを得て、『アグロスパシア』のインターンのチームは「あらゆる境界をものともせずに超えて行って欲しい」という願いを込めて”Beyond Borders”をミッションとして掲げました。これからの時代を生きる若い人たちにとって、これは必要なスキルに他ならないと思います。
2014年の『アグロスパシア』は、中国で活躍する日本のビジネス・パーソンのインタヴュー・シリーズや、シンガポールを拠点にヴェトナム、インドネシアなどを含むアジア地域で日本人、日本企業のビジネス展開をサポートする若手の法律家による連載、シアトル、ニューヨークなどからのコラム寄稿など書き手を増やし、誌面のさらなる充実を目ざします。また、スタート当初から課題となっているバイリンガル化に向けても、今年は具体的な対応を進めていきたいと願っています。
当初から事業計画の中に位置づけながら、手が回り切らずにできなかったこと・・・今までと違ったカタチでの学生の就職支援、ヴェンチャー・スタートアップへの法律やIPに関するセミナーの定期開催、大学・研究機関とのコラボレーション、他媒体とのタイアップ企画など・・・まだまだ少しずつではありますが、今年は積極的に取り組んでいきたいと思っています。
そして、これは宣伝になりますが、編集長・岩渕潤子による久々の書き下ろし、『ヴァティカンの正体――究極のグローバル・メディア』が筑摩書房より、2月10日刊行予定。首都圏では2月5日配本、地域によっては7~8日あたりに書店登場とのことですので、自社メディアでの仕事とはまた違った一面を、ぜひ、この機会にご一読頂ければ幸いです。書店イベントも東京・大阪で計画されていますので、詳細が決まりましたら、また、お知らせさせて頂きます。
もともと出不精で、思いのほか人付き合いの悪い編集長なのですが、『アグロスパシア』のさらなる発展を思えば、そんなことも言っていられず・・・今年はあちこちのイベントにも積極的に参加して、『アグロスパシア』の未来のために貢献したいと考えています。
まずはお正月の三ヶ日は、旧年中を振り返りつつ、ゆっくり本を読んだり、溜まった録画で映画を観たり、友人たちからとメッセージを交換したり、鋭気を養って、これからの一年に備えたいと思います。
どうぞみなさまも、良いお正月をお過ごし下さい!