LUSH(ラッシュ)
あなたに心弾むバスライフを、そして自分らしさを生き生きと楽しむフレッシュな毎日を。ラッシュは、そんな想いから英国で生まれたフレッシュハンドメイドコスメティクスブランド。新鮮さとオーガニックにこだわった、採れたてのフルーツや野菜、香り高いエッセンシャルオイルをたっぷり使い、ラッシュキッチン(国内製造工場)で、一つひとつ手作りしています。
ラベルに作り手の名前まで明記しているのは、製品への愛情と自信の証しです。デリカテッセンのようなショップには、新鮮な商品を楽しく選んでいただきたいという気持ちが込められています。作り立てのフェイスマスクなどのスキンケア・ヘアケア製品やバスアイテムを通して、ブランド名LUSHそのままに、みずみずしく豊かなライフスタイルを提案します。
WE BELIEVE IN LOVE 愛でつながろう
—ロシアの反同性愛法に抗議するLUSHのキャンペーン
すべての人が自分らしく生きることができる社会はきっとすてきだ!
—ロシアの反同性愛法に抗議するLUSHのキャンペーン
「WE BELIEVE IN LOVE 愛でつながろう」
“人を愛すること – 私たちラッシュは、それを誰もが平等に持つべき人権だと考えています。しかし、同性間の愛はなかなか受け入れられにくい現状があります。
ロシアには、未成年への同性愛プロパガンダを禁止する「反同性愛法」があり、国際的にも批判されています。2013年6月に成立したこの法律。未成年者を同性愛の宣伝行為から守るための法律とされていますが、その適用範囲ははっきりしていません。そして、この法律が成立してから、ロシア各地でLGBT当事者への暴力が増えています”
“ピンクトライアングルは、LGBTのシンボル。愛を届けるバレンタインの時期、ロシアでソチ冬季五輪が行われるこの時期に、ピンクトライアングルを顔や腕などに描いて、また、このマークと一緒に写真を撮って、ハッシュタグ“#signoflove”とともにSNSに投稿し、自由に人を愛することの大切さを伝えましょう”
*LGBT = レズビアン(女性同性愛者)、ゲイ(男性同性愛者)、バイセクシュアル(両性愛者)、トランスジェンダー(生まれたときの性別にとらわれない生き方をしている人)の略
LUSH公式ホームページから
- Photo:ピンクの三角形による意志表示 ⒸLUSH
2014年2月7日(日本時間の2月8日未明)、第22回冬季五輪ソチ大会の開会式が行われ、私たちは華やかに繰り広げられるウィンタースポーツの祭典のTV中継に毎日クギ付けとなっている。
その一方で、今回の冬季オリンピックで争点となっているのは、ロシア政府が昨年6月に制定した「同性愛宣伝禁止法(ゲイ・プロパガンダ禁止法)=以下、反同性愛法」で、これに対して世界各国の首脳、アスリート、ミュージシャンや俳優、人権活動家などが抗議の声を上げている。ロシア国内でのLGBTへの人権侵害に明確な抗議の意志を示すため、先進国の首脳たちは開会式に欠席したので、安倍首相の開会式出席は、「日本は人権への配慮に無神経な国」であるとして、世界の注目を集めることになってしまった。
ロシアの反同性愛法は昨年6月、下院、及び、上院を通過し、プーチン大統領の署名によって2013年6月29日連邦法第135号「伝統的な家族関係を否定する情報から未成年者を保護するためという名目で制定された。名目としては、「同性愛行為そのものを禁じるものではない」としているが、「未成年者の発達に及ぼす悪影響を防ぐため」に、同性愛に関する情報を流布することを禁止しており、違反者には罰金、また、ロシア滞在中の外国人については罰金のほか、15日以下の拘留、及び、国外退去処分の対象にもなるという。
そんな中、イギリスのドーセット州に本拠地を起き、日本でも多くの店舗を展開している化粧品メーカーのLUSHが、企業として、ロシアの反同性愛法に反対し、差別・暴力の対象となっているロシアのLGBTへの連帯を示すため、「WE BELIEVE IN LOVE 愛でつながろう #signoflove」という世界的なキャンペーンを2014年1月27日〜2月14日の日程で展開している。LUSHは、ロシア政府が同性愛宣伝禁止法を発布した直後、昨年の9月に反同性愛法に抗議する最初のキャンペーンを行い、12月には「多様な価値観に肯定的な社会の実現」を目ざし、国内唯一のLGBTを顕彰するアワードの贈呈を行っているTokyo SuperStar Awardsの「企業賞」に選ばれた。
かつて、ナチスが同性愛者を差別するシンボルとして使ったピンクの三角形は、いまではその意味が転じてLGBTの権利を象徴するシンボルとなっている。そのピンクトライアングルをみんなで身につけて(顔や手などに描くことを含む)写真を撮り、それをSNSに投稿して、ロシアの反同性愛法に抗議する意志表示をしようというキャンペーン。今回は、ソチ五輪開幕直前から愛を語るのにふさわしいバレンタイン・デーまでの期間というタイミングで、いつもの買い物のために店舗を訪れた人たちの注目を集め、大きな反響を呼んでいる。
株式会社ラッシュジャパン、ブランドコミュニケーション シニアマネージャーの小林弥生さん、PRマネージャーの宮腰陽子さん によると、前回、昨年9月のキャンペーンの際、初日にSNSに上がった#signofloveの数は、グローバルで450件(うち日本は190件)だったが、今回のキャンペーンでは、初日(1/27の1日)だけでSNSに上がった#signofloveの数は、グローバルで2,099件(うち日本は1,320件)へと跳ね上がったという。
今回、LUSHの各店舗では、キャンペーンの趣旨説明と「ピンクの三角形」がよく見える所に掲げられており、興味を持った買い物客が、すぐに賛同表明の写真を撮ることができるように、ピンクの三角形も用意されている。また、#signofloveキャンペーンに参加するには、自分がLGBTの当事者である必要はまったくなく、「すべての人の愛する権利」というメッセージは、週末にボーイフレンドと共に買い物に訪れた若い女性たちにも広く支持され、こうした非当事者のカップルたちが、写真を撮ってメッセージを上げているようだ。今回、日本発のメッセージ数が突出して多いのは、もしかすると、プリクラなどで、仲良しの友人どうしやカップルが一緒に写真を撮ることが若い世代の文化として根付いていることが、日本でのキャンペーンの成功につながっているのかもしれない。顔や手に、直接、ピンクの三角を口紅などで描くことに抵抗のある人たちのために、店舗側で手で持てる三角形を用意しておくことは、より多くの人たちが参加することへの敷居を下げることにもなったようで、この日本発のアイデアが世界のLUSHの店舗にキャンペーン・メソッドとして取り入れられたそうだ。
LUSHは2月14日のバレンタインの日に、今回のキャンペーンの集大成として、ピンクに照らされた東京タワーのふもとで、ピンクトライアングルの人文字を作るイベントを開催予定で、「反同性愛法」に抗議する大勢の参加を呼びかけている。この人文字の写真と参加者の声は、後日ロシア大使館に届けられる予定だという。
寒い夜になるかもしれない・・・でも、ロシアのLGBTの人たちは、少年・少女らを含め、今日も暴力的な差別行為を受けているのだということに思いを馳せ、バレンタインの夜は芝公園(集合ポイント:芝公園駅A4出口を日比谷通り沿いに左(北)へ約70M。芝公園内「平和の灯」あたり)に集まろう! 集合時刻は18時。そこにはLUSHスタッフの皆さんが待機しているはずだ。そして、「人を愛する権利は、誰にとっても平等であるべき」というメッセージをみんなでロシアに届けよう。
*2月14日の“WE BELIEVE IN LOVE LGBTシンボル・ピンクトライアングル人文字を描こう”は雨天の場合は中止となるので、事前にLUSHのHPなどを確認のうえ現地に向かって下さい。